■キトサン
キトサンはカニ殻を原料にして、そこからカルシウムとタンパク質を除去し、さらに脱アセチル化して精製されます。
キトサンは動物由来の食物繊維です。
『キチン・キトサンを最初に正規の医療現場で治療に使った名古屋・アスタークリニックの松永亮医師は次のように語っている。
「キチン・キトサンには薬と違って、ターゲットとする臓器がありません。通常の薬品は、”〇〇の臓器にきく”とか、”肝臓にいい”、”心臓の薬ですよ”というように、効果を及ぼす部位や病気が厳密に決まっていて、そこに狙いすましたように合わせて使います。
でも、キチン・キトサンはそういう癒やし方をするものでは無いんです。
”肝臓が悪いので”あるは、”ガンなのですが、キチン・キトサンは効くそうですね”とおっしゃる患者さんがおられますが、わたしは”いいえ、病気を治すのは患者さんご自身です”と申しあげるんです。
”患者さん自身が自らの体に持っている病気を治す力を自然免疫力といいますが、そのメカニズムを活性化するお手伝いをするのが、キチン・キトサンなのですよ”とね。
人の細胞は60兆の細胞で成り立っています。それらの細胞はそれぞれに役割があるんです。
キチン・キトサンは全身の細胞を活性化して全身的に元気にするとともに、たとえばガン細胞や感染ウイルスなどを食べる免疫細胞を強化して、病んでいるところを元気に引き戻したり、自律神経のバランスが崩れているときはそれを調整して正常にすることによって、自律神経の失調から起こってくる不定愁訴を順に治していくんです。
部分ではなく、体全体の不調をトータルに改善させていきますから、たとえば、高血圧を下げるためにと飲んでいたところ、肩こりがなくなり、同時に不眠も治った、全体にとても活力が出てた、なんていうようになっていくんです。
ですから、患者さんはキチン・キトサンを飲むととても喜ばれます。
キチン・キトサンのように特定の臓器や病気だけをターゲットにせず、全身的に調整することによって健康を取り戻す物質を、医学的には”アダプトゲン”といいます。
アダプトゲンには、特定の臓器を持たないことのほかに、”毒性がない”ことという絶対条件がありまして、キチン・キトサンはその面でも立派なアダプトゲンといえます』
出典 現代書林 「一万人の医師が使い始めた健康物質 キチン・キトサン」より